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アクセス回数:66回 リリース日:2019年2月13日
半透明のさよなら
作詞 杏沙子 
作曲 宮川弾
杏沙子
つまさきが冷えて
目覚めたソファの上
手を伸ばしてストーブを点ける

カーテンを開けて見上げた空は
いつも通りちゃんと朝だった

キッチンでコーヒーを淹れてみても苦手なまま
あのとき苦い言葉だって
ちゃんと飲み込めたはずなのに

半透明のさよならを窓に映して
垂れてゆく雫は昨日の涙で
透き通る朝の街の
誰かの白い吐息に
いつかは変わって消えてゆく

指先でまぶたの熱さを感じながら
目をこすって欠伸をふたつする

散らかった部屋の中
隠れた過去の忘れ物も
今日で片付けよう

キッチンでコーヒーを捨てて
甘い紅茶を淹れ直したら

半透明のさよならを窓に描いて
ぼやけてゆくそれは未来の記憶で
透き通る朝の部屋の (朝の部屋で)
誰かの愛しい寝息といつかは眠って
つまさきを寄せ合う
そんな日が来るなんて今は想像もできないけど

半透明のさよならを窓に映して
垂れてゆく涙も描いた記憶も
透き通る朝の街の
誰かの白い吐息に
今ほら 変わって消えてゆく

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