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アクセス回数:17回 リリース日:2021年6月23日
港町三文オペラ
作詞 阿久悠 
作曲 大野克夫
秋元順子
あんたになんか
惚れてしまったばっかりに
海猫を見つめて暮す女になった
何処へでも行けるようにとまとめた荷物
ころがして 腰かけて 涙ぐむ

おまえになんか
夢を託したばっかりに
酔いどれの真似して眠る男になった
水割りで酔える間はよかったけれど
生(き)の酒を 一息に 流し込む

扉のすき間から 流行り歌
季節の変りの にわか雨
男と女の 男と女の
港町三文オペラ

あんたはやっぱり
どこか甘えていいかげん
ガラあきのシネマのようにしらけてしまう
ここよりももっと北へと地図など眺め
ためいきをつくだけの昼下がり

おまえはやっぱり
逃げるばかりの人生を
落着いて暮せる夢をこわしてばかり
北へ行く汽車の切符を奪って捨てて
もう此処で終りだと抱きよせる

イカ焼く匂いだけ 露地にあり
汽笛をかき消す 波の青
男と女の 男と女の
港町三文オペラ

イカ焼く匂いだけ 露地にあり
汽笛をかき消す 波の音
男と女の 男と女の
港町三文オペラ

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