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アクセス回数:48回 リリース日:2019年10月16日
それは恋の終わり
作詞 まふまふ 
作曲 まふまふ
まふまふ
汗ばむ温度を風に乗せて
この夏最後の花火を見るんだ
夕日の影が夜を連れた
この夏最後のボクらの夢

不意の視線と黒い長髪を結わいた
浴衣姿と華奢な背中
黄昏時の向こう ぱーっと
あの空に

花火が上がって 君が微笑んで
その有り触れた日々が全てで
それだけだった

夜空を着飾る光の粒に
遅れて音がする
それが恋の終わりと知らずに
君に笑いかけていた

心がどこか漫ろなのは
下駄が擦れて痛むからだっけ
歩幅も何も合わないのは
人目を避けて歩いたから?

空っぽの手すら埋められない
意気地なしの最終列車
ラムネの呼吸に閉じこもる
このビー玉みたいに

あの海の向こう側よりも
ずっとずっと遠い一歩
たとえどれだけ近づいても
その願いはもう遠すぎる

花火が可憐に色付いてみせる
その暗闇の深いところに
気づけなかった

ふたりの隙間を照らす残り火
遅れて音がする

打ち上がっては賑わう人波
今日は8月の空
それが恋の終わりと知らずに
君に笑いかけていた

あと少しの もう少しの
埋まらない距離と夏
届かない 触れない
あの花火のように

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