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追想の理
作詞 VALSHE 
作曲 本田正樹
VALSHE
風に揺らめく音が消えて
白き花は水無月に立つ
瞼の奥で滲む面影が
過ぎた季節を果敢無くした

引き裂くのならこの身ごと
運命だと受け入れて
別つための契りに
揺蕩うそのさまよ

ただ生きるそれが誰かの明日になる
例えいまこの命 散りゆこうとも
残したのはきっと悲しみだけじゃないから
君の足跡のつづきまで
想い 織り連ねてみせたい

遠い彼の地を見る陽炎
白き花は卯月に還る
追想の中で幾つと抱いても
いない人と思い知るだけ

残された者の哀れも
宿命だというならば
空知らぬ雨の中
消せない連の火よ

ただ生きた証をどこかに刻みたい
遥か先の夜明けを見つめていた
願ったのはきっと君が笑っている未来
それは小さな祈りのように
結び 織り連ねていくから

ただ一言でも別れの言葉さえ
許されはしない契りだとしても
残したのはきっと悲しみだけじゃないから
君の足跡のつづきまで...

ただ生きるそれは誰かの明日になる
例えいまこの命 散りゆこうとも
残したのはきっと悲しみだけじゃないから
君の足跡のつづきまで
想い 織り連ねてみせたい

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