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アクセス回数:6回 リリース日:2018年2月21日
僕を友と呼べますか
作詞 関口由紀 
作曲 関口由紀
せきぐちゆき
下宿先の 物干し台に寝ころがって
きみと僕は 冬の星座をながめていた
流れ星のたび 起き上がるきみに
どんな願い事だと 冷やかし たずねたら
たった一言きみは応えた 想い伝える勇気が欲しいのだと

春はめぐり 可愛い姪っ子がくれたんだと
シャボン玉を 物干し台から飛ばしながら
きみはつぶやいた 壊れて弾けるシャボンのように
自分も壊れて消えたいと
冗談よせと肩を叩いた 明くる日きみは 荷物とともに消えた

ああ 季節が過ぎて行く ああ どこかで笑い声
振り向き呼びかけても あの頃は帰らない

ある秋の日 協会で式を挙げました
僕の花嫁が きみがいればと言ってました
元気でいるなら それでいいけどと
笑う彼女から僕は そっと目をそらした
九月の空は冷たいほど青く
シャボンがひとつ 舞い上がって 弾けた

ある夏の日 きみによく似た人見掛けて
商店街を 過ぎて行くバスを追いかけた
応援するよと 遠いあの冬の日
励ます僕にきみは 照れ臭そうにうなずいた
なのに彼女に きみより先に 僕はだまって愛を告げたんだ

どれほどきみが彼女を 想っていたか知っていた
夏のゆがみの中へ バスは飲み込まれた

久しぶりに 仲間と集まった帰り道に
僕は一人 冬の星座を眺めていた
誰が言ったのか どこで知ったのか
きみがすでにこの空の星になっていたなんて
冗談よせと肩を叩いた あれがきみとの最後になりました
冗談よせと肩を叩いた 僕の右手でシャボン玉 弾けた

ああ 季節が過ぎて行く ああ 遠くで笑い声
振り向き呼びかけても 誰一人答えない

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