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アクセス回数:38回 リリース日:2014年4月2日
窓の外はもう日曜日
作詞 九州男 
作曲 九州男
九州男
何もない時代に生を受け何も考えず僕は育った
裕福でもなければそんな貧しくもない一般的な家は一応二階建
さえない僕は男子校
学校の先生や親はああしろ、こうしろなんて言うのが口癖なんだろうか
いつからか思いっきり階段駆け上がる変な癖がついて
殺風景な部屋には親が付けたカーテンは花柄
開けば気まぐれな空が広がる二階のベランダ
そして週末になればいつも家の前を通り過ぎる君を見降ろしていた

晴れが曇り後に雨がふりまた晴れが来て天気は笑う
色んな気分を覗かせるわがままな空だったとしても
呆れるほど君が好きで好きで好きでたまらなくなる
毎週末必ず来る窓の外はもう日曜日

君は僕に気付いていつしか目が合う度にほほ笑む
気持悪くて笑っているのか興味を持っているのかわからなかったが
答えは奇跡的に後者だった
いろんな説明は省くが、後に僕らは手をつなぎ合ってたんだ
いつまで経っても君の笑顔が見れるのなら何事でも苦ではなく
だってそれはただただ僕のエゴイズムの一環でもあってさ
唯一苦しそうな顔を見せた時は産婦人科のベッドの上で
でもその後は器用に泣きながら何倍もの笑顔を見せた

晴れが曇り後に雨がふりまた晴れが来て天気は笑う
色んな気分を覗かせるわがままな空だったとしても
呆れるほど君が好きで好きで好きでたまらなくなる
毎週末必ず来る窓の外はもう日曜日

流れ流れゆく雲 時に流されて
ベランダにまた小さな燕の巣が出来ていた

ああしろ、こうしろと言い育てた子供も巣立っていき
どっちが先に死ねるかなんて遊びでカケてたけど
結果、僕が負けた
時計とにらめっこしてた日々も懐かしいなあ
子供代わりに君と飼った犬もどうやら僕と同じお爺ちゃんらしい
こうやってベランダの外を見降ろせばタイムスリップする
学生時代の君と僕がほほ笑んで交差する瞬間に
覚えてるかい 初めて目が合った時の事を
初めて会話した時の事を
僕は覚えてる まだ昨日の事みたいに

人に喜び人に泣きまた人に喜んで君は笑う
無邪気な表情見せる自由気ままな空みたいだったよ
今になっても君が好きで好きで好きで相も変わらず
後悔はない地味だったけど世界一幸せだった

晴れが曇り後に雨がふりまた晴れが来て天気は笑う
色んな気分を覗かせるわがままな空だったとしても
呆れるほど君が好きで好きで好きでたまらなくなる
毎週末必ず来る窓の外はもう日曜日

次あったらまた平凡な生活が続くだろうけど
いっぱい笑わせてあげよう
それが今は唯一の楽しみなんだ

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