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蒼樹の庭
作詞 森由里子 
作曲 笹原ノブスケ
斎藤一(鳥海浩輔)
今日の空は碧く、高い。
そして、うららかな陽射しが
新緑の庭木の瑞々(みずみず)しい葉を照らしている。

仲間たちは軽口を叩きながら
快活に笑っている。
俺は木陰で、そんな語らいを
ただ黙って聞いていた。

仲間の傍らにいると、俺の心は和む。
それはおそらく、誰もが同じ方向を向き
同じ心持ちで必死に生きているからに違いない。

明日のことは分からない。
だが、たとえ束の間であるとしても
今、此処には、この背中を預けられる仲間がいる。

たとえいつの日か、この仲間たちと
袂(たもと)を分かつ日が来ようとも
この心根だけは変わらない筈だ。
今、目の前で風に揺れている常磐木の如く。

ふと気づけば鶯が、すぐそこで春を告げている。
その囀(さえず)りに、仲間たちがふと黙る。
皆、季節の声に耳を傾けているのだ。

仲間のひとりが、そんな何気ないことに眼を輝かせ
楽しげに微笑んでいる。
そしておまえは、人一倍嬉しそうに
俺に、あの声を聞きましたか、と尋ねる。

他愛ないこんな時間に、俺は和み、ふと驚く。
俺の中で、新選組はこんなにも心地よいものに
なっていたのかと。が、それもまた良し、だ。

明日のことは分からない。
だが、決して言葉には出さなくとも、
今、此処には、胸の奥底の思いが伝わる仲間がいる。

時は、いつの日も、全ての事象を変えてゆく。
この庭にも、夏が巡り、冬が来るように
この関わりも変わってゆくかもしれない。
だが葉は落ちても、此の木は残るだろう。此処に。

明日のことは分からない。
だが、もしも明日命を落とそうとも
今俺には、この志を分かり合える仲間がいる。

たとえいつの日か、この仲間たちと
違う道を選ぶ日が来たとしても
俺は信じる。この心の絆は残ると。
この季節に耐えてゆく蒼き常磐木の如く。

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